当院で行う耳・鼻・喉の検査について

当院では、耳・鼻・喉の病気を正確に診断するために、さまざまな検査を行っています。
どの検査も体への負担が少なく、安心して受けられます。

副鼻腔レントゲン検査

どんな検査？

副鼻腔（ふくびくう）は鼻の周りにある空洞で、風邪やアレルギー、感染などで炎症が起きると「副鼻腔炎（蓄膿症）」になります。
副鼻腔レントゲン検査は、鼻の奥にある副鼻腔の影をX線で撮影する検査です。

何がわかるの？

• 副鼻腔に膿や液体がたまっているか
• 副鼻腔の炎症や腫れの有無

特徴

• 短時間で簡単に撮影が可能
• お子さんでも症状によっては撮影することがあります

撮影時間・痛み

撮影時間は数分程度で、痛みはありません。

副鼻腔CT検査

どんな検査？

副鼻腔CT検査は、X線を使い鼻や副鼻腔の状態を立体的な3D画像で確認できる検査です。副鼻腔レントゲンよりも詳細に見ることができ、治療計画や手術前の評価に役立ちます。

何がわかるの？

• 副鼻腔炎の範囲や程度
• ポリープ（鼻の中の腫瘤）の有無
• 骨の形の異常（鼻中隔湾曲など）

特徴

• 詳細な診断が可能で、細かい病変も確認できます
• 手術を検討する場合にも重要な検査です

撮影時間・痛み

撮影時間は数分程度で、痛みはありません。

注意点

※副鼻腔CTは小さなお子さんの撮影はできません。

内視鏡検査（鼻・喉の内視鏡）

どんな検査？

細くて柔らかいカメラを鼻や喉に入れて、目では見えない奥の部分を直接観察する検査です。

何がわかるの？

• 鼻の奥（副鼻腔の入り口）の炎症や腫瘍
• 喉（声帯・咽頭）の腫れやしこり
• 鼻血の出ている場所

痛みはある？

検査前に麻酔スプレーを使用します。カメラは非常に細く、多くの方が「違和感はあったが痛みはなかった」とお話しされます。

純音聴力検査

どんな検査？

純音聴力検査は、どのくらい小さい音まで聞こえるかを調べる検査です。ヘッドホンをつけ「音が聞こえたらボタンを押す」などの方法で行います。

何がわかるの？

• 聴力の低下の程度
• 難聴のタイプ（伝音性・感音性・混合性）

痛みはある？

痛みは全くなく、小さなお子さんから高齢の方まで安心して受けられます。

ティンパノメトリー検査

どんな検査？

耳に小さな機器を入れ、軽い空気の圧をかけて鼓膜の動きを調べる検査です。

何がわかるの？

• 中耳炎（滲出性中耳炎）の有無
• 耳管の働きの異常
• 鼓膜の動きや中耳の気圧

痛みはある？

痛みはありません。数秒間、耳の中で「ポン」と軽い圧を感じる程度です。

耳管機能検査

どんな検査？

耳と鼻をつなぐ「耳管」がきちんと開閉しているかを調べる検査です。耳や鼻に軽い圧をかけるなどの方法で行います。

何がわかるの？

• 耳の詰まった感じ（耳閉感）の原因
• 飛行機や高所での気圧変化に弱い症状
• 耳管狭窄症・耳管開放症の診断

痛みはある？

痛みはありません。

まとめ

当院では最新の検査機器を使い、耳・鼻・喉の病気を正確に診断しています。

• 短時間で痛みの少ない検査
• 被ばく量に配慮した安全な検査
• 検査後は画像や結果を分かりやすくご説明

「どんな検査をするのか不安…」という方も、安心してご相談ください。