2026年6月最新版!睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療基準が変わりました〜いびき・日中の眠気を放置しないで〜|ごとう耳鼻咽喉科クリニック|長久手市の耳鼻咽喉科・アレルギー科

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2026年6月最新版!睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療基準が変わりました〜いびき・日中の眠気を放置しないで〜

2026年6月最新版!睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療基準が変わりました〜いびき・日中の眠気を放置しないで〜|ごとう耳鼻咽喉科クリニック|長久手市の耳鼻咽喉科・アレルギー科

2026年8月01日

2026年6月最新版!睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療基準が変わりました〜いびき・日中の眠気を放置しないで〜

「家族にいびきを指摘された」「しっかり寝たはずなのに、昼間いつも眠い」「朝起きた時に頭が痛い」……。 このような症状にお悩みではありませんか?それはもしかすると、「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」かもしれません。

長久手市をはじめ、尾張旭市、日進市、名古屋市名東区など、当院の周辺地域にお住まいの皆様のなかにも、いびきや睡眠の質でお悩みの方は非常に多くいらっしゃいます。

実は、2026年6月に睡眠時無呼吸症候群の治療に関する医療制度の改定がありました。これにより、これまでよりも早い段階で、最も効果的とされる「CPAP(シーパップ)治療」を受けやすくなりました。

このコラムでは、医療用語が全くわからない方にもご安心いただけるよう、睡眠時無呼吸症候群の基本から、今回の改定で「何がどう変わったのか」、そして当院で行える検査や治療について、分かりやすく丁寧に解説いたします。

1. そもそも「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」ってどんな病気?

睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:通称SAS)とは、その名の通り「眠っている間に、何度も呼吸が止まってしまう(または極端に浅くなる)病気」です。

眠っている間、私たちの喉(気道)の筋肉はリラックスして緩みます。この時、空気の通り道が極端に狭くなったり、完全に塞がってしまうことで起こります。

▍ホースに例えると分かりやすいです

空気の通り道(気道)を「水をまくホース」だと想像してみてください。 ホースの先を指でギュッとつまむと、水が勢いよく「シューッ!」と音を立てて出ますよね。これが「いびき」の正体です。そして、ホースを完全に踏んづけて水が止まってしまった状態が「無呼吸」です。

▍放置するとどうなるの?

呼吸が止まると、体の中は酸欠状態になります。すると、脳は「息をして!」と体にパニック信号を出すため、睡眠が浅くなります。これを一晩に何十回、何百回と繰り返すため、以下のような問題が起きてしまいます。

 * 日中の強い眠気(居眠り運転など、重大な事故のリスクが高まります)

 * 高血圧・糖尿病の悪化

 * 心筋梗塞や脳卒中のリスク増大(体にものすごい負担がかかるためです)

「たかがいびき」と放置せず、早めに適切な検査と治療を行うことが、ご自身の命と生活の質(QOL)を守ることに直結します。

2. 【大ニュース】2026年6月からCPAP治療の基準が変わりました!

ここからが、今回一番お伝えしたい重要なポイントです。 睡眠時無呼吸症候群の治療において、世界中で最も標準的で効果が高いとされているのが「CPAP(シーパップ)治療」です。(※CPAPについては後ほど詳しく解説します)

このCPAP治療を健康保険を使って受けるためには、「AHI(無呼吸低呼吸指数)」という数値の基準をクリアする必要があります。AHIとは、「1時間あたりに、何回呼吸が止まったか(または浅くなったか)」を表す数値です。

▍精密検査(PSG)は「15回以上」で治療可能に

ご自宅で行う精密な睡眠検査(PSG検査)を行った場合、これまでは基準が厳しく、中等度の方でもCPAP治療になかなか進めないケースがありました。しかし2026年6月以降は、「AHIが15回/h以上」であればCPAP治療が保険適用で受けられるようになりました。

▍簡易検査の基準も「40回以上」から「30回以上」へ引き下げ!

さらに、最初に行うことの多い「簡易睡眠検査」の基準も大きく緩和されました。これまで、簡易検査のみでCPAP治療に進むためには「1時間あたり40回以上」という非常に高い数値が必要でしたが、今回の改定で「30回以上」へと引き下げられました

つまり、精密検査・簡易検査どちらにおいても、「これまで基準に満たず治療を諦めていたより多くの方が、一番効果のある治療をスタートできるようになった」という、患者さんにとって非常に喜ばしい変化なのです。

3. AHI(無呼吸の回数)別の治療方法まとめ

検査の結果、1時間あたりの無呼吸の回数(AHI)によって、最適な治療方針が決まります。それぞれの治療法を分かりやすく解説します。

① AHIが「15回以上(精密検査)」または「30回以上(簡易検査)」の方

👉 第一選択は「CPAP(シーパップ)治療」です。

睡眠時無呼吸症候群に対して、現在最も有効とされる治療法です。 専用の小さなマスクを鼻にあてて眠ります。機械から送り出される空気の圧力(風圧)で、塞がってしまった気道(空気の通り道)を内側から押し広げ、睡眠中の無呼吸を防ぎます。 風船を膨らませたままの状態をキープするようなイメージです。物理的に空気の通り道を確保するため、使い始めたその日から「いびきが消えた」「朝スッキリ起きられるようになった」と劇的な変化を感じる方が多くいらっしゃいます。

② AHIが「5回〜15回未満」の方(軽度の方)

👉 第一選択は「口腔内装置(マウスピースのような器具)」です。

無呼吸の回数が比較的少ない軽度の方には、寝る時に「口腔内装置」と呼ばれる専用の器具を装着していただきます。いわゆる、マウスピースのような形をしたものです。 下あごを少し前に突き出した状態で固定することで、喉の奥のスペースを広げ、空気の通り道を確保します。 当院で必要性を判断した場合、専門の歯科医院としっかりと連携し、患者さんの口の形に合った口腔内装置作成のためのご紹介を行っております。

③ 【最近の話題】いびきに対するレーザー治療について

最近、テレビやインターネットなどで「いびきのレーザー治療」という言葉を耳にしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。 レーザーで喉の奥の粘膜を引き締め、空気の通り道を広げる治療法で、たしかに「いびきの改善」には有効なケースがあります。

しかし、ここで一つ大切な注意点があります。 CPAPが必要なほどAHIの数値が高い(無呼吸の回数が多い)重症の患者さんの場合、レーザー治療だけで無呼吸症候群の「完治」を目指せるわけではありません。 あくまで睡眠時無呼吸症候群の根本的な治療として最も確実で有効なのはCPAP治療です。「レーザーをやればCPAPがいらなくなる」と誤解されがちですが、重症度によって適応は異なります。 ※なお、現在当院ではレーザー治療は行っておりません。正確な診断のもと、患者さんに最も適した標準治療(CPAPや口腔内装置)をご提案しています。

4. 耳鼻咽喉科だからできる!当院の睡眠時無呼吸症候群アプローチ

「いびきや睡眠の相談って、何科に行けばいいの?」と迷われる方も多いと思います。長久手市にある当院(耳鼻咽喉科)で検査・治療を受ける最大のメリットは、「鼻と喉の構造を、専門医の目で直接すみずみまで確認できること」です。

睡眠中の無呼吸やいびきは、単純に喉が塞がるだけでなく、「鼻づまり」が原因で悪化しているケースが非常に多いのです。

当院では、以下のような流れで、患者さんお一人おひとりの原因を徹底的に探ります。

① 内視鏡(胃カメラの細い鼻用バージョン)による詳細なチェック

まずは、起きている時の鼻や喉の状態を確認します。細いカメラを使って、痛みのないように優しく中を見せていただきます。
鼻のチェック: アレルギー性鼻炎で鼻の粘膜が腫れていないか? 鼻中隔弯曲症(鼻の真ん中の骨が曲がっている状態)で空気の通り道が狭くなっていないか?
喉・口のチェック: 扁桃腺が大きすぎないか? 舌が大きくて気道を塞ぎやすくなっていないか? 咽頭低位(喉の奥の空間が生まれつき狭い骨格)ではないか?
これらを視覚的にしっかり確認できるのは、耳鼻咽喉科ならではの強みです。もし重度の鼻づまりがある場合は、CPAPを使う前に鼻の治療をしっかり行うことで、治療の効果が格段にアップします。

② 負担の少ない「ご自宅での睡眠検査」

入院して検査をするのは、お仕事や家事で忙しい方にはハードルが高いですよね。当院では、いつもの自分のベッドでリラックスして行える検査をご用意しています。
簡易睡眠検査: 指先と鼻の下に小さなセンサーをつけて一晩眠るだけの簡単な検査です。今回の改定により、この検査でAHIが30回以上(以前は40回以上)なら、すぐにCPAP治療を開始できるようになりました。

自宅で行えるPSG(ポリソムノグラフィー)検査: 簡易検査で数値がボーダーラインだった場合などに行う、より精密な検査です。脳波なども測定し、睡眠の質を深く調べます。今回の法改正により、このご自宅でのPSG検査でAHIが15回以上であれば、CPAP治療が可能となりました

③ 診断から治療、他科との連携までをトータルサポート

検査の結果、CPAP治療が必要な方には、機器の貸し出しから毎月のデータ解析、マスクの調整まで、当院で責任を持ってサポートいたします。 口腔内装置が適している方には、信頼できる歯科医院をご紹介し、スムーズに治療へ移行できるよう手配いたします。

5. 患者さんに寄り添い、二人三脚で治療を進めます

「CPAPのマスクをつけて眠れるか不安……」 「一生この機械を使い続けないといけないの?」

初めての治療には、不安や疑問がつきものです。私たちクリニックのスタッフは、患者さんの目の前で起きているお困りごとを「自分ごと」として捉え、不安な気持ちに寄り添うことを最も大切にしています。

CPAPのマスクが合わなければ別の形を試したり、空気の圧力が強すぎて苦しければ微調整を行ったりと、一歩先回りして、患者さんが少しでも快適に治療を続けられるようサポートをいたします。

睡眠の質が改善すると、日中の集中力が上がり、体が軽く感じられ、ご家族からも「いびきがなくなって静かになったね!」と喜ばれるなど、日常の中にたくさんの小さな「うれしい」が生まれます。

おわりに:長久手市・尾張旭市・日進市・名東区周辺でいびきにお悩みの方へ

睡眠時無呼吸症候群は、決して珍しい病気ではありません。そして、適切な治療をすれば、見違えるほどスッキリとした毎日を取り戻すことができる病気です。

今回の2026年6月の制度改定により、治療へのハードルは以前よりもグッと下がりました。「もしかして……」と思い当たる症状がある方は、ご自身の健康な未来のために、そして大切なご家族を安心させるために、ぜひ一度当院までご相談ください。

無知な状態でお越しいただいて全く問題ありません。現在の状態や今後の検査・治療について、専門用語を使わず、視覚的にも分かりやすく丁寧にご説明させていただきます。 皆様の「心地よい眠り」と「前向きで元気な毎日」を取り戻すため、当院が全力でサポートいたします。どうぞお気軽にご来院ください。

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