2026年9月24日


スギ花粉やダニによるつらいアレルギー症状に悩み、根本的な治療法として舌下免疫療法を検討しているものの、3〜5年と長い期間にわたる治療のため、トータルの費用がどれくらいになるか不安に感じていませんか。
この記事では、舌下免疫療法の年間費用や治療期間の総額、初回の検査費用まで詳しく解説します。
毎月の維持費や花粉症の薬を使い続ける場合とのコスト比較もわかるため、ご自身が無理なく治療を続けられるか判断できるようになるでしょう。
舌下免疫療法にかかる年間費用はいくら?月額と総額の目安
舌下免疫療法にかかる費用は、健康保険の3割負担の場合、年間で24,000円〜36,000円程度が目安です。
これには、月に1回の診察料と薬代が含まれています。
月額に換算すると、およそ2,000円〜3,000円となります。
ただし、この金額はあくまで目安であり、使用する薬の種類や、他の薬が一緒に処方されるかどうかによって変動します。
トータルで見ると治療が長期にわたるため、計画的に費用を考えることが大切です。
このように、治療費は毎月の診察料と薬代によって構成されています。
【内訳】治療費は「薬代」と「診察料」の合計で決まる
舌下免疫療法の毎月の費用は、主に「薬代」と「診察料」の2つで構成されています。
薬代は、スギ花粉症またはダニアレルギーの治療薬そのものの費用のことです。
診察料には、医師の診察に加え、処方箋を発行するための費用や調剤薬局で支払う調剤基本料などが含まれます。
治療は毎月1回の通院が基本となるため、この「薬代+診察料」が継続的にかかる費用となります。
治療を始める前には、まず原因アレルゲンを特定するための検査が必要です。
治療開始前に必要な初期費用|アレルギー検査代を忘れずに
舌下免疫療法を始めるには、まず原因となるアレルギーを特定するための血液検査が必要です。

そのため、治療費とは別に初診料と検査費用がかかります。
3割負担の場合、アレルギー検査の費用は5,000円前後が目安です。
この検査でスギ花粉またはダニに対するアレルギーが確定診断されて初めて、治療を開始できます。
したがって、初回の受診時には、この検査費用と初診料を合わせた金額を準備しておく必要があります。
検査で治療の適応となれば、いよいよ長期的な治療が始まります。
治療期間は3年以上|舌下免疫療法の総額費用シミュレーション
舌下免疫療法は、体質を時間をかけて改善していく治療法であり、効果を実感し、治療後もその効果を維持するためには最低でも3年以上の継続が推奨されています。

年間の費用を30,000円と仮定した場合、3年間のトータル費用は約90,000円、4年間続けた場合は約120,000円となります。
根気よく治療を続けることで、アレルギー症状の根本的な改善が期待できます。
治療にかかる費用は、原因となるアレルゲンによっても少し異なります。
スギ花粉とダニで費用は違う?アレルゲン別の薬代を解説

舌下免疫療法の費用は、治療対象となるアレルギーの原因(アレルゲン)によって若干異なります。
これは、スギ花粉症の治療薬(シダキュア)とダニアレルギーの治療薬(ミティキュア)で薬価が違うためです。
どちらの薬を使用するかによって、月々の自己負担額に数百円程度の差が出ることがあります。
スギとダニの両方に対してアレルギーがあり、両方の治療を同時に行う場合は、それぞれのお薬代が必要になります。
ご自身がどちらの治療にいくらかかるかは、医師に確認するとよいでしょう。
次に、この治療法と従来の対症療法との費用を比較してみます。
飲み薬や点鼻薬を使い続ける場合との長期的な費用を比較
毎年、花粉症シーズンだけ飲み薬や点鼻薬などの対症療法を行う場合と、舌下免疫療法を3〜5年間続ける場合とでは、長期的に見ると費用に差が出てきます。
例えば、シーズン中に医療機関を受診し、薬を処方してもらう費用が年間10,000円かかるとします。
これを10年間続ければ、トータルで100,000円です。
一方、舌下免疫療法を4年間(総額約120,000円)行い、治療が成功すれば、その後の薬代はほとんどかからなくなる可能性があります。
初期の負担は大きいですが、根本治療によって将来的な医療費を抑えられる可能性があるのが舌下免疫療法のメリットです。
費用の負担を軽くする2つの制度
舌下免疫療法は健康保険が適用される治療ですが、それでも長期にわたるため負担が気になる方もいるかもしれません。
そのような場合に活用できる公的な制度が2つあります。
自治体による子どもの医療費助成制度と、確定申告による医療費控除です。
これらの制度をうまく利用することで、自己負担額をさらに軽減できる可能性があります。
【子供の治療(5歳以上)】自治体の医療費助成制度を活用しよう
舌下免疫療法は5歳以上のお子さんから受けられる治療法です。お子さんが治療を受ける場合、多くの自治体で導入されている「子ども医療費助成制度」を利用できます。
この制度は、保険診療における自己負担分を自治体が助成するものです。
対象年齢や助成内容は自治体によって異なりますが、お住まいの地域の制度によっては、毎月の治療費の自己負担がほぼなくなるケースもあります。
長久手市でも同様の制度があるため、お子さんの治療を検討する際はぜひ活用しましょう。
【家族で申請】医療費控除で税金が戻る可能性も
医療費控除は、1年間(1月1日〜12月31日)に支払った医療費の合計が一定額を超えた場合に、確定申告を行うことで所得税の一部が還付される制度です。
舌下免疫療法の治療費もこの対象となります。
自分自身の医療費だけでなく、生計を同一にする配偶者や親族の医療費も合算して申請できます。
そのため、ご家族で他にも医療費がかかっている場合は、合計金額が基準額を超えやすくなります。
領収書は必ず保管しておき、忘れずに申告しましょう。
ごとう耳鼻咽喉科クリニックの舌下免疫療法における特徴
当院では、患者さまが安心して舌下免疫療法を受けられるよう、独自の工夫を行っています。
特に、治療の安全性への配慮や、治療を始めるのに適した時期のご案内、そして昨今問題となっている薬剤の供給状況についても、丁寧な情報提供を心がけています。
安全性を考慮した抗アレルギー薬の併用推奨
舌下免疫療法の副作用として、口の中のかゆみや喉の違和感などが出ることがあります。

多くは軽い症状ですが、当院では安全性を第一に考え、万が一に備えて抗アレルギー薬の併用を推奨しています。
アレルギー反応を抑える薬をあらかじめ服用しておくことで、副作用のリスクを低減し、より安心して毎日の治療を続けていただくことが可能です。
治療中の不安な点や気になる症状があれば、いつでもご相談ください。
治療開始に適した時期のご案内と薬剤の供給状況について
スギ花粉症に対する舌下免疫療法は、アレルゲンであるスギ花粉が飛んでいない時期に治療を開始する必要があります。
具体的には、花粉の飛散が少ない6月〜12月頃に始めるのが望ましいです。
一方、ダニアレルギーの治療は、年間を通していつでも開始できます。
ただし、近年、治療薬の需要が増加し、特に治療を始める際に使用する初期導入用の薬が不足することがあります。
そのため、治療をご希望の方には、早めにご相談いただくことをおすすめしています。
舌下免疫療法の年間費用に関するよくある質問
ここでは、舌下免疫療法の費用に関して、患者さまからよくいただく質問とその回答をご紹介します。
舌下免疫療法の年間費用は、保険適用されるのでしょうか?
はい、保険適用されます。
舌下免疫療法は、スギ花粉症とダニアレルギー性鼻炎に対して国から認められた治療法であり、健康保険が使えます。
そのため、医療費の自己負担は1〜3割で済みます。
対象疾患や条件など、詳細については医師にご確認ください。
毎年花粉症の薬をもらうのと、舌下免疫療法を続けるのとでは、どちらが費用を抑えられますか?
長期的には舌下免疫療法の方が費用を抑えられる可能性があります。
毎年の花粉症の薬代は数千円でも、何十年も続けば大きな金額になります。
舌下免疫療法は3〜5年の治療で根本的な体質改善が期待でき、成功すればその後の薬が不要になることもあります。
舌下免疫療法を途中でやめた場合、それまでの費用は無駄になりますか?
十分な効果が得られず、それまでの費用が無駄になってしまう可能性があります。
この治療は、3年以上の長期間にわたって継続することで、免疫システムにアレルゲンを記憶させ、効果を定着させます。
短期間で中断すると効果が不十分であったり、再発したりするリスクが高まります。
まとめ
舌下免疫療法は、スギ花粉症やダニアレルギーを根本から改善する可能性のある治療法です。
治療は健康保険の適用となり、3割負担の場合、年間費用は24,000円〜36,000円程度です。
治療期間は3年以上と長期にわたりますが、毎年対症療法の薬を使い続ける場合と比較して、将来的にはトータルの費用を抑えられる可能性があります。
費用負担を軽減する公的制度も活用しながら、根気よく治療を続けることが、つらいアレルギー症状からの解放につながります。

長久手市で舌下免疫療法をご検討ならごとう耳鼻咽喉科クリニックへ
長久手市および周辺地域にお住まいで、スギ花粉症やダニアレルギーにお悩みの方は、ごとう耳鼻咽喉科クリニックへお気軽にご相談ください。
当院では、患者さま一人ひとりの症状やライフスタイルに合わせ、舌下免疫療法が適しているかを丁寧に診断し、治療計画をご提案します。
費用や期間、副作用など、ご不安な点についても分かりやすく説明いたしますので、安心して治療の第一歩を踏み出すことができます。
舌下免疫療法のご相談について
当院は、多くの患者さまから舌下免疫療法の相談先としてお選びいただいています。
その理由は、専門医による質の高い医療の提供はもちろん、患者さまが安心して治療を続けられるためのサポート体制が整っているからです。
耳鼻咽喉科専門医による正確な診断と治療計画
院長は日本耳鼻咽喉科学会の専門医資格を有しており、アレルギー疾患に関する深い知識と豊富な診療経験に基づいた診断を行います。
患者さまの症状やアレルギーの原因を正確に見極め、最も効果的で安全な治療計画を立案します。
専門医だからこそできる、きめ細やかな診療が当院の強みです。
アレルギー検査から治療開始まで院内で一貫して対応
当院では、舌下免疫療法の開始に必須となるアレルギーの原因を特定するための血液検査から、治療薬の導入、その後の定期的な経過観察まで、すべて院内で一貫して行います。
複数の医療機関を受診する必要がなく、スムーズに治療を始めていただけます。
治療に関するすべての情報を当院で一元管理するため、質の高い医療を提供できます。
WEB予約システムで通院の負担を軽減
舌下免疫療法は、月に1回の通院を長期間続ける必要があります。
当院では、患者さまの通院負担を少しでも軽減できるよう、WEB予約システムを導入しています。
スマートフォンやパソコンから手軽に予約ができ、待ち時間の短縮にもつながります。
忙しい方でも、ご自身の都合に合わせて無理なく治療を継続できる環境を整えています。

